大分県の風力発電を考える

風力発電を考える会おおいたのブログです。

大分市佐賀関地区にチラシ配布を始めました

関西電力による(仮称)大分ウィンドファーム事業についての問題提起のチラシを作成し、ポスティングによる配布を始めました。

チラシの全体は以下です。(紙媒体で印刷されているものはモノクロです)

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佐賀関チラシ2020年5月

地図と文字の部分を以下に掲載します。

 

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(仮称)大分ウィンドファーム事業計画と住民の動向

 

風力発電事業(佐賀関半島
周辺住民の納得と合意なき計画は中止を!
風車のいっそうの大規模化は被害拡大、

まず住民の疑問に答えよ!

 

大分・臼杵ウインドファーム 関西電力(株)
   変更内容 2000kw×13基 ⇒3600Kw×1基、3200Kw×7基


住民
●佐志生目明地区では9割の住民が反対。
●一尺屋地区では反対意見の人に地域有力者が訪問し「なぜ反対」と詰められ、自由な意思表明が阻害されているとの声。一部地域では反対署名が過半数以上(地権者も含め)に。
●大志生木地区では、自治区総会前に関西電力の説明をうけ、態度表明の意向。
●木佐上地区では、自治会総会議案の中に風力発電議案も含まれ議決。風力発電議案は別に住民の意思を求めるべきだとの意見も寄せられています。

 

事業者
●佐志生地区住民には、「地域を分断することは避けたい」などとの理由で5基の建設を断念したと説明。また「風車の調達が困難になった」とも説明。しかし一尺屋・大志生木地区住民などには、いまだ計画変更(案)の説明はない。


大分ウインドファーム コスモエコパワー(株)
  変更内容 2000kw×11基 ⇒3200kw×5基(総計16000Kwへ)

 

住民
●木田地区では地権者2つの組合が建設に反対。覚書内容に疑問ありとの相談が寄せられています。


事業者
●計画変更(案)について、説明会未実施地域について説明会を求めたが、計画が確定していないとの理由で説明会は実施していない。
一方で地権者・自治会などへの覚書(5月末)と急ぎ、11月工事着手を予定。


私たちの提案
★事業者は、大企業の社会的責任を
1、計画変更(案)について、周辺住民に事前 説明会を
2、住民からの疑問・質問については、丁寧な 対応を
3、周辺住民の納得・合意を最優先に


住民の不安・心配のこえ・こえ
健康被害はないとというが、他地域では深刻な被害の訴えも


○風車から一番近い家屋は、大志生木で0.8km、一尺屋で1km、和歌山などでは、低周波音による不眠・イライラ・めまい・吐き気・耳鳴りなどの心身の不調を訴える人がでるなど、問題になっています。
○「水源かん養保安林」の森 林伐採による環境破壊

○建設工事による騒音・粉塵・振動など日常生活への影響。
クマタカ、ムササビなど希少生物の絶滅の危機。
○土砂崩れ・鉄砲水、有害鳥獣の増加などの不安・懸念の声があがっています。

 

ご意見・ご要望をお寄せ下さい。
風力発電を考えるDVDの貸出しも行っています。

 

※私たちが学習会で用いたことのある「風力発電の被害を考える会わかやま」作成のDVDと同じ動画がYouTubeでも公開されています。